取組・活動
環境への取り組み
花村産業が地球のためにできること
『♪信濃の国は 十州に 境連ぬる国にして 聳ゆる山はいや高く 流るる川はいや遠し…♪』
今から120年以上前に誕生し、信州人に広く愛されている、長野県歌の『信濃の国』の1番の歌い出しには、信州の地形や自然について上記のように歌われています。
『信濃の国』の歌詞のとおり、信州の自然環境を永続的に残していくために、当社は自然環境保護を意識しています。
以下の活動を通じて、当社は環境への負荷を低減し、持続可能な社会の実現に向けて貢献しています。
金属リサイクルの推進
当社の事業の1つの柱である金属リサイクル事業は、使用済み金属を回収して再資源化し、新しい製品として再利用できるようにしています。このプロセスにより、新たな資源の採掘を減らし、環境への負荷を低減しています。

アルミニウム二次合金の生産
当社は一度使用されたアルミニウムを利用した二次合金を製造する工場があります。アルミニウムの新規製造には膨大なエネルギーが必要ですが、リサイクルされたアルミニウムは、新規製造のわずか3パーセント程度のエネルギーでつくることが出来ます。当社で製造するアルミニウム二次合金は、車両部品や産業用製品などに広く使用されています。二次合金の製造により、原材料の採掘を減らし、環境への負荷をさらに低減します。

エネルギー効率の改善
新型機械設備の導入により、製造過程でのエネルギー効率を最大限に高めています。さらに本社に太陽光パネルを設置し、より環境に優しいエネルギーを使用することで、加工および製造時のCO2排出量の削減を目指しています。また社用車をEV車両・HV車両に順次置き換えを行っています。自然豊かな信州の地で誕生した企業だからこそ、常に環境への負荷がないか検討を行っています。

自然環境の保護
当社は山紫水明の地、信州安曇野に約1万坪の自社所有の土地を管理しています。持続可能な森林管理の一環として、伐採と再植林を定期的に行っています。最近では、カラマツやコナラの苗を約6,000本植林しました。全国的にも観光地として知られる安曇野の森林資源を次世代に渡って利用できるようにするため、積極的な管理を行い、地域の自然環境を守る努力をしています。

地域貢献活動

地域社会のために
事業活動を通じて社会に貢献するとともに、企業市民として地域社会とも積極的に交流を行い、地域の発展に貢献する活動を行っています。
地域社会との連携

子供会・自治会・学校関係など多くの方々に当社のリサイクル活動にご参加いただいています。当社はアルミ缶等の購入の面で、リサイクル活動に協力していきたいと取り組んでいます。そしてこれらのリサイクルを通じ、皆さんと協力し地球に優しい環境を作り出して行こうと考えています。また、当社では資源リサイクルについて知って頂くために、小中学生の社会見学、企業・行政機関等の工場見学を事前予約制で受け付けています。主に廃棄物及び資源をリサイクルする過程、またはアルミニウム二次合金地金の製造過程が見学できます。
地域の福祉施設との連携

当社は地域の福祉作業所の皆さんが回収して頂いたアルミ缶を購入し、リサイクルを行っています。障がいのある方も同じ地域に住む一員であり、皆さんの工賃(賃金)にわずかながらでも貢献できればと考えています。(回収に協力して頂いた団体の皆さんの活動が評価され、アルミニウム缶リサイクル協会の表彰を受けました。)
地域行事への参加
すすき川花火大会

長野県松本市で毎年8月に開催される、すすき川花火大会に当社は毎年協賛しています。担い手不足による地域の伝統行事の縮小が言われている中で、行事に積極的に協賛することで、企業として地域の伝統文化の継承に貢献しています。また花火大会の翌日には、社員有志でゴミ拾いを行っており、環境美化活動にも力をいれています。
セイジ・オザワ 松本フェスティバル

音楽を含む芸術に触れることで、私たちは豊かな人間性が養われていくと当社は考えています。年に1回、長野県松本市で開催される音楽祭「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」は世界中の一流の音楽家が一堂に会し、開催期間中は市内の様々な場所から美しい音色を響かせます。当社は、開催当初より協賛しています。
工場見学

製造の魅力を直接体験
私たちの生活を支えている金属製品がどのように生まれ変わり、新しい製品へと姿を変えるのか、その工程をじっくりとご紹介します。
高精度な機械が作り出す、美しい金属製品の製造過程を間近で見学できます。具体的には、廃棄物及び資源をリサイクルする過程、またはアルミニウム二次合金地金の製造過程が見学可能です。
見学内容
学生、地域住民、企業関係者など、見学者様に合わせて内容を調整しています。
見学の見どころ
アルミニウム再生の様子をご覧いただけます。

原料の搬入と計量
国内外からのリサイクルアルミニウム材が原料として搬入され、トラックスケールで計量します。

原料選別・保管
原料を種類ごとに選別し、原料置場に保管します。写真は回収されたアルミ缶です。

溶解・精錬
アルミニウム原料は溶解し、異物とアルミを分離させます。
写真にある反射型溶解炉ではアルミニウムの成分調整や精錬を行っています。

鋳造
精製された溶湯を型へ流し込み、分配機により5kg塊のインゴット(延べ棒・地金)を鋳造します。

成分分析
分析装置を使って、製造された製品の成分が顧客の指定する規格に合っているか確認を行っています。

製品梱包・保管
スタッキングマシンにより積み上げられたインゴットは計量後、規定の荷姿に梱包・識別し、製品倉庫で保管します。
製品出荷
納入先・種類・質量・荷姿・識別などをチェックし、出荷を行っています。一部海外への出荷もあります。
要事前予約・お問い合わせ
事前予約制となっていますので、見学をご希望の場合は事前にご連絡ください。
※ 工場との日程調整等の関係で回答まで少々お時間を頂く場合があります。
お電話でのご予約・お問い合わせ
0263-27-1850
担当部署:総務経理部
Webでのご予約・お問い合わせ
注意事項
- 繁忙期など、見学をお受けできない場合もあります。
- 見学は平日のみとさせていただきます。